横浜市立学校
空気の見える化プロジェクト
横浜市立学校では児童生徒が安心安全に過ごすために、
教室の空気環境の見える化を通し、
教室環境の改善を推進しています。
- ※この取組の目的と問合せについては、こちらに記載しています。
横浜市立学校では児童生徒が安心安全に過ごすために、
教室の空気環境の見える化を通し、
教室環境の改善を推進しています。
この取組の目的は何でしょうか。
横浜市立学校では、感染症対策の一つとして教室の換気対策に努めています。
令和5年1月から、各クラスの場所や場面に応じて、効果的な換気を行うことができるよう、全学校各クラスに二酸化炭素濃度が測定できるCO₂モニターを設置しました。これにより「空気の見える化」を図り、児童生徒の換気の実践や意識の向上等を進め、安全安心な学校環境につなげていきます。
また、一部のクラスには、二酸化炭素濃度などのデータを、インターネットに表示できるCO₂モニターを設置しています。学校環境改善に向けて取り組んでいることを広くお知らせするために、全学校の二酸化炭素濃度等を、当ページを通じて公表しています。
CO2モニターは学校内のどのような箇所に設置しているのでしょうか。
児童生徒がたくさん活動している一般学級については全ての教室に、特別教室や個別支援学級の教室などは、必要に応じて設置するようにしています。また、そのうち4台をインターネットに接続し、表示できる機種を設置しています。
このWEBページに各学校に4つのデバイスが表示されていますが、どの教室なのか教えてください。
基本的に以下のとおり各学年の1つの教室等に設置しています。
※ 高等学校で4学年まである学校は、device4を4年生の教室に1台設置
また、各学校の状況により、定期的に設置場所を変更する場合もありますので、4台を総合的に見て換気状況をご確認いただきたいと思います。また、当WEBページに表示している機器を設置している教室以外にも、インターネットに接続しないCO2モニターを置いて、換気状況の改善を図っています。
二酸化炭素濃度が高くなっていますが、子どもたちに影響はないのでしょうか。
二酸化炭素濃度の数値の高さにもよりますが、一般的に人体に明確な影響が出始める濃度は「10,000ppm以上」とされており、学校では、1,000ppmを目安に1500ppmを超えないよう換気しています。なお、1,000ppmはビル管理法の空気環境基準で、1,500ppmは文部科学省が定める学校環境衛生基準です。
二酸化炭素濃度が高くなっていますが、教室はどういう状態でしょうか。
窓やドアを十分に開けた換気がされていないか、人が多く集まってしまっている可能性があります。適切に換気を行うことで改善されます。
常に少し窓を開けていると聞いていますが、何で二酸化炭素濃度が濃くなるのでしょうか。
換気を行うには一つの窓だけでなく、対面の窓やドアを開けて気流をつくることで換気が促進されることがあります。教室の換気量を超えて人が教室に集まった場合、濃度が高まることがありますので、状況に応じて窓の開け具合を調整する必要があります。
他と比べて二酸化炭素濃度が高い教室は換気ができていないということでしょうか。
二酸化炭素濃度は教室内の人数や教室の広さ、向き等で違ってきます。したがって、二酸化炭素濃度だけで換気の状態を単純に比較することはできません。今回の取組は、換気の状況を改善していくために行っているものなので、一つの教室において二酸化炭素濃度が時間経過とともにどう変わるかについて着目していただきたいと思っています。
二酸化炭素濃度が高く表示されていますが、ウイルスがまん延している状況なのでしょうか。
二酸化炭素濃度が高く表示されているからといって、ウイルスがまん延している状況とは限りません。しかし、二酸化炭素濃度が高い状況では、空気が淀んでいる可能性があるので、空気の入れ換えが必要なサインになります。
温度が下がって(または上がって)いますが、教室環境は大丈夫でしょうか。
季節によって、換気の状況で一時的に温度が下がる(または上がる)ことがあります。また、温度の状況を見ながら換気を行うため、一時的に二酸化炭素濃度が高くなることもあります。
CO2濃度のグラフがフラットになっているデバイスがあります。
Wi-Fiの電波状況により、数値が上手く取れていないデバイスがあります。
その場合は順次確認し、状況を改善していきます。
この取組に関するお問い合わせ先はどこでしょうか。
横浜市教育委員会事務局人権健康教育部健康教育・食育課
TEL045-671-3275