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【全国の小学校・中学校の校長・教頭104名に調査!】 空気清浄機の使用に際して45.7%が、 「十分な数が設置できていない」などの課題を実感〜節電、感染症対策のために、71.2%が「空気の見える化」に興味〜
「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)のWell-being tech事業「みんなエアー」(https://minnaair.com/)は、全国の小学校・中学校の校長・教頭104名に、小学校・中学校の空気環境に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
■調査概要
調査概要:小学校・中学校の空気環境に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年11月14日〜同年11月18日
有効回答:全国の小学校・中学校の校長・教頭104名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「みんなエアー」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
「お勤め先では、コロナ対策のために空気清浄機を使用していますか。」
■コロナ対策のために、56.8%の学校で「空気清浄機」を使用
「Q1.お勤め先では、コロナ対策のために空気清浄機を使用していますか。」(n=104)と質問したところ、「はい」が56.8%、「いいえ」が39.4%という回答となりました。
・はい:56.8%
・いいえ:39.4%
・わからない/答えられない:3.8%
「空気清浄機の使用に関して課題を感じていますか。」
■空気清浄機の使用に関して、45.7%が「課題」を実感
Q1で「はい」と回答した方に、「Q2.空気清浄機の使用に関して課題を感じていますか。」(n=59)と質問したところ、「はい」が45.7%、「いいえ」が47.5%という回答となりました。
・はい:45.7%
・いいえ:47.5%
・わからない/答えられない:6.8%
「空気清浄機の使用に関してどのような課題を感じていますか。」
■空気清浄機の使用に関する課題、「十分な数が設置できていない」が81.5%で最多
Q2で「はい」と回答した方に、「Q3.空気清浄機の使用に関してどのような課題を感じていますか。(複数回答)」(n=27)と質問したところ、「十分な数が設置できていない」が81.5%、「フィルター交換等の手入れや管理が大変」が55.6%、「一台あたりの金額が高く、購入にコストがかかる」が51.9%という回答となりました。
・十分な数が設置できていない:81.5%
・フィルター交換等の手入れや管理が大変:55.6%
・一台あたりの金額が高く、購入にコストがかかる:51.9%
・コロナ対策としての効果が実感できない:40.7%
・長時間利用するため電気代がかかる:33.3%
・その他:7.4%
ー56歳:換気を同時にするので、空気清浄にロスがある
ー59歳:窓を開けているため適切な配置場所が不明確である
・わからない/答えられない:0.0%
「Q3で回答した以外に、感じている課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」
■他にも「空気清浄器の信頼性は未知数」や「窓の開放と空気清浄機の同時使用に意味があるのかどうかわからない」などの声も
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、感じている課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=27)と質問したところ、「空気清浄器の信頼性は未知数」や「窓の開放と空気清浄機の同時使用に意味があるのかどうかわからない」など21の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・59歳:空気清浄器の信頼性は未知数。実際のところコロナ感染者は複数人おり、効果は懐疑的には感じている。
・53歳:空気清浄機を使用していても窓を開放している。窓の開放と空気清浄機の同時使用に意味があるのかどうかわからない。
・61歳:取扱い、清掃、点検などの管理方法及び管理者の運用が課題。
・59歳:コストと効果、安全性の両立。
・61歳:機器の連続使用に関しての耐久性。
「あなたのお勤め先では、コロナ対策のために「換気」を実施していますか。」
■コロナ対策のために、99.0%の学校で「換気」を実施
「Q5.あなたのお勤め先では、コロナ対策のために「換気」を実施していますか。」(n=104)と質問したところ、「はい」が99.0%、「いいえ」が0.0%という回答となりました。
・はい:99.0%
・いいえ:0.0%
・わからない/答えられない:1.0%
「換気をする際には何を目安にしていますか。(複数回答)」
■換気をする際の目安、約6割が「可能な限り換気し続けている」と回答
Q5で「はい」と回答した方に、「Q6.換気をする際には何を目安にしていますか。(複数回答)」(n=103)と質問したところ、「可能な限り換気し続けている」が59.2%、「時間経過」が35.9%、「密集の具合」が22.3%という回答となりました。
・可能な限り換気し続けている:59.2%
・時間経過:35.9%
・密集の具合:22.3%
・自身や他人の感覚:10.7%
・その他:1.0%
ー55歳:CO2センサー
・特にない:1.0%
・わからない/答えられない:0.0%
「換気に関して感じている課題があれば教えてください。(複数回答)」
■換気に関する課題、「暑さや寒さに対してのケアができない」が62.1%で最多
Q5で「はい」と回答した方に、「Q7.換気に関して感じている課題があれば教えてください。(複数回答)」(n=103)と質問したところ、「暑さや寒さに対してのケアができない」が62.1%、「どの程度続けるべきか分からない」が25.2%、「適切なタイミングが分からない」が15.5%という回答となりました。
・暑さや寒さに対してのケアができない:62.1%
・どの程度続けるべきか分からない:25.2%
・適切なタイミングが分からない:15.5%
・コロナ対策としての効果が実感できない:11.7%
・その他:1.9%
ー59歳:窓を開けて空調機器を稼働させており、電気代などもかさむ。
・特にない:20.4%
・わからない/答えられない:0.0%
「Q7で回答した以外に、感じている課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」
■他にも「効果的な換気となっているか検証のしようがない」などの声も
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、感じている課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=103)と質問したところ、「効果的な換気となっているか検証のしようがない」や「エアコンの効きが悪くなり、生徒の体調管理が難しい」など60の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・55歳:効果的な換気となっているか検証のしようがない。
・59歳:換気を充分に行っているとエアコンの効きが悪くなり、生徒の体調管理が難しい。
・56歳:どのくらいで空気が入れ替わって安全なのかがわからない。
・60歳:暖冷房を使用する時期に、換気と室温の維持をすることで、燃料費もかかってくること。
・60歳:いつまで続くかきりがない。
・59歳:効果が見えない。
・58歳:学校の窓は縦に大きいため、雨天時に開けていると、ものすごく雨が降り込んでしまう。降り込みを避けるため窓を閉めれば換気ができない、というジレンマに陥ってしまう。
・59歳:換気できない場所がある。
「空気質の数値化など「空気の見える化」を行い、データに基づく専門家の指導により、適切なタイミングで換気できることによる節電や感染症対策の実施を行いたいと思いますか。」
■適切なタイミングでの換気による節電や感染症対策の実施のために、71.2%が「空気の見える化」に興味
「Q9.空気質の数値化など「空気の見える化」を行い、データに基づく専門家の指導により、適切なタイミングで換気できることによる節電や感染症対策の実施を行いたいと思いますか。」(n=104)と質問したところ、「はい」が71.2%、「いいえ」が12.5%という回答となりました。
・はい:71.2%
・いいえ:12.5%
・わからない/答えられない:16.3%
まとめ
今回は、全国の小学校・中学校の校長・教頭104名に、小学校・中学校の空気環境に関する実態調査を実施しました。
コロナ対策のために、56.8%の学校で「空気清浄機」を使用しており、「換気」は99.0%もの学校が実施していることが判明しました。換気の実施率と比較すると、空気清浄機の使用率は低く、学校側としても「十分な数が設置できていない」という課題を感じていることが明らかになりました。なお、コロナ対策のために換気の頻度が高くなり、換気に対しても、62.1%が「暑さや寒さに対してのケアができない」と課題を実感していることが明らかになりました。」
また、換気においては、目安が分からないため「可能な限り換気し続けている」学校が多く、「窓の開放と空気清浄機の同時使用に意味があるのかどうかわからない」などの声も多数挙がりました。空気清浄機を使用しながら換気を頻繁に行うことで、電気代もかさむ結果となるほか、学校で確保しなければならない空気清浄機の必要台数も分かりにくいという悩みもあるようです。今回、「空気の見える化」に対する学校側の関心は高く、空気質の数値化による、適切な換気タイミングの把握及び電気代節約につながるという取り組みに対して、期待が集まる結果となりました。コロナとの共存を目指す社会の中で、学校側として新たな対策に無作為に取り組むのではなく、効果が目に見える取り組みの必要性を実感しているようです。