【医療の労働環境とウェルビーイングについて調査】 医療従事者の4人に1人が、この2年で「職場の設備環境に変化があった」と回答 4割以上が「身体的、精神的」満足度向上

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【医療の労働環境とウェルビーイングについて調査】

医療従事者の4人に1人が、この2年で「職場の設備環境に変化があった」と回答 4割以上が「身体的、精神的」満足度向上

〜8割以上の医療従事者が「空気環境の可視化により幸せに働いていきたい」と回答〜

 

「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)のWell-being tech事業「みんなエアー」(https://minnaair.com/)は、医療施設に勤務する医療従事者104名を対象に、医療従事者の労働環境の変化に関する調査を実施しました。

 

■調査概要

調査概要:医療従事者の労働環境の変化に関する調査

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間:2022年9月12日〜同年9月13日

有効回答:医療施設に勤務する医療従事者104名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

 

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「みんなエアー」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://minnaair.com/

 

 「企業が個人のライフスタイルを尊重しつつ働き方を多様化する動きとして「ウェルビーイング」というキーワードが浸透しつつありますが、直近の2年間で職場の設備環境に変化がありましたか。」

■医療従事者の4人に1人が「職場の設備環境に変化があった」と回答

 「Q1.企業が個人のライフスタイルを尊重しつつ働き方を多様化する動きとして「ウェルビーイング」というキーワードが浸透しつつありますが、直近の2年間であなたの職場の設備環境に変化がありましたか。」(n=104)と質問したところ、「非常にあった」が9.6%、「ややあった」が16.3%という回答となりました。

 

 

「職場の設備環境ではどのような変化がありましたか。」

■具体的な変化として、「より快適な温度・湿度管理」が51.9%で最多

Q1で「非常にあった」「ややあった」と回答した方に、「Q2.あなたの職場の設備環境ではどのような変化がありましたか。(複数回答)」(n=27)と質問したところ、「より快適な温度・湿度管理」が51.9%、「職場の物理的レイアウトの変更」が48.1%、「空気清浄機の追加導入」が37.0%という回答となりました。

・より快適な温度・湿度管理:51.9%

・職場の物理的レイアウトの変更:48.1%

・空気清浄機の追加導入:37.0%

・セルフケア・セルフチェックの促進:37.0%

・休憩・リフレッシュスペースの設置・改善:29.6%

・5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)のさらなる徹底:22.2%

・その他:11.1%

ーー33歳:給与面や休み方などの変更

ーー51歳:増築

ーー60歳:コロナ感染症対策

・わからない/答えられない:0.0%

 

 

「Q2で回答した以外に、職場の設備環境に生じた変化があれば、自由に教えてください。」

■他にも「新しいコンピューターシステム、電話機の導入」や「マスクやガウンなど物品が揃った」などの変化も

Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、職場の設備環境に生じた変化があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=27)と質問したところ、「新しいコンピューターシステム、電話機の導入」や「マスクやガウンなど物品が揃った」など18の回答を得ることができました。

 

<自由回答・一部抜粋>

・47歳:新しいコンピューターシステム、電話機の導入。

・41歳:マスクやガウンなど物品が揃った。

・29歳:休みをとりやすくなった。個室で休むスペースがあり休みやすくなった。

・49歳:コロナ禍に対応するべく設備環境を改善した。

 

 

「職場の設備環境の変化によって、労働時の身体的、精神的な満足度は向上しましたか。」

■設備環境の変化により、4割以上の医療従事者が「身体的満足度・精神的満足度」ともに向上

Q1で「非常にあった」「ややあった」と回答した方に、「Q4.あなたは、職場の設備環境の変化によって、労働時の身体的、精神的な満足度は向上しましたか。」(n=27)と質問したところ、身体的な満足度は、「かなり向上した」が22.2%、「やや向上した」が18.5%、精神的な満足度は、「かなり向上した」が14.8%、「やや向上した」が25.9%という回答となりました。

 

「職場の設備環境を変化させるべきだと思いますか。」

■設備環境に変化がない医療従事者の55.2%が「変化が必要」と実感

Q1で「あまりない」「全くない」と回答した方に、「Q5.あなたは、職場の設備環境を変化させるべきだと思いますか。」(n=67)と質問したところ、「非常にそう思う」が23.9%、「ややそう思う」が31.3%という回答となりました。

 

 

「現在、職場の設備環境はどのようになっていますか。」

■職場の設備環境に関する不満、「休憩・リフレッシュスペースが快適でない」が56.8%で最多

Q5で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q6.現在、あなたの職場の設備環境はどのようになっていますか。(複数回答)」(n=37)と質問したところ、「休憩・リフレッシュスペースが快適でない」が56.8%、「休憩・リフレッシュの時間が少ない」が45.9%、「整理整頓が不十分である」が35.1%という回答となりました。

 

「医療現場の衛生環境の中で空気の質は重要だと思いますか。」

■約8割の医療従事者が、医療現場の衛生環境における「空気の質」の重要性を実感

 「Q7.あなたは、医療現場の衛生環境の中で空気の質は重要だと思いますか。」(n=104)と質問したところ、「非常にそう思う」が45.2%、「ややそう思う」が32.7%という回答となりました。

 

 

「医療現場の衛生環境の中で、空気の質が重要だと思う理由を教えてください。」

■空気の質が重要だと思う理由、75.3%が「新型コロナウイルスの感染リスクに直結するから」と回答

Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q8.あなたは、医療現場の衛生環境の中で、空気の質が重要だと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=81)と質問したところ、「新型コロナウイルスの感染リスクに直結するから」が75.3%、「お客様(患者様)の信用に影響するから」が48.1%、「お客様と同じ空間で働くから」が43.2%という回答となりました。

・新型コロナウイルスの感染リスクに直結するから:75.3%

・お客様(患者様)の信用に影響するから:48.1%

・お客様と同じ空間で働くから:43.2%

・自分の健康状態に影響するから:42.0%

・職場の人口密度が高いから:34.6%

・仕事のパフォーマンスに影響するから:28.4%

・仕事のモチベーションに影響するから:21.0%

・その他:1.2%

29歳:患者、自分の健康にとって大切だから

・わからない/答えられない:0.0%

 

 

 

「Q8で回答した以外に、職場の設備環境の空気の質が重要だと思う理由があれば、自由に教えてください。」

■他にも「診療待ちの患者さんのストレスを和らげるため」や「換気の状況が目に見えないから」などの理由も

Q8で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、職場の設備環境の空気の質が重要だと思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=81)と質問したところ、「診療待ちの患者さんのストレスを和らげるため」や「換気の状況が目に見えないから」など49の回答を得ることができました。

 

<自由回答・一部抜粋>

・47歳:診療待ちの患者さんのストレスを和らげる。

・60歳:換気の状況が目に見えないから。

・26歳:感染対策につながるから、空気が汚いとバーンアウトして病棟閉鎖せざるをえなくなるため。

・36歳:空気感染というワードがあるので、綺麗に越したことはない。

・29歳:換気をしないとさまざまな匂いがして不快になり、その空間で仕事をすることがストレスになる。

・58歳:やはり気持ちいいところで働きたいので。

 

 

「空気環境の可視化によって幸せに働いていきたいと思いますか。」

■8割以上の医療従事者から「空気環境の可視化によって幸せに働いていきたい」との声

Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q10.あなたは、空気環境の可視化によって幸せに働いていきたいと思いますか。」(n=81)と質問したところ、「非常にそう思う」が22.2%、「ややそう思う」が61.7%という回答となりました。

 

 

まとめ

今回は、医療施設に勤務する医療従事者104名を対象に、医療従事者の労働環境の変化に関する調査を実施しました。

 

企業が個人のライフスタイルを尊重しつつ働き方を多様化する動きとして「ウェルビーイング」というキーワードが急速に浸透しつつあります。医療施設においても、医療従事者の4人に1人が直近の2年間の間に、より快適な温度・湿度管理や職場の物理的レイアウトの変更など、「職場の設備環境に変化があった」と回答しました。また、設備環境の変化により、4割以上の医療従事者が「身体的満足度・精神的満足度」ともに向上している実態も明らかに。

 

衛生面の管理を徹底する医療現場において、「空気の質」も重要な要素として考えられています。8割以上の医療従事者からは「空気環境の可視化がウェルビーイングに繋がる」という声も挙がりました。「空気の質」は目に見えないからこそ不安が残るため、空気の数値化を徹底し、医療現場を利用する全ての方が安心して過ごせる空間にしたいものです。

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