空気が乾燥する状態とは?室内の空気を快適に保つ方法を紹介

空気が乾燥すると、さまざまなトラブルが発生したり、健康へのリスクが高まったりします。しかし、乾燥は冬場にだけ起こるわけではないので、季節を問わずしっかりと対策しておきたいところです。

ここでは、空気が乾燥すると起こる問題と、有効な乾燥対策についてご紹介しましょう。

 

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空気の乾燥とは、湿度が低い状態のこと

 

「空気が乾燥している」状態とは、湿度が低い状態のことを指します。湿度とは、空気中に含まれている水分の量を割合で表した数値です。そのときの温度によって、空気が水蒸気を含むことができる限界量(飽和水蒸気量)に対して、実際にどの程度水蒸気が含まれているかを%で表します。

まずは、乾燥とはどのような状態なのか、乾燥しやすい時期や地域についても見ていきましょう。

 

 

乾燥したときの湿度は?

 

湿度が何%ぐらいなら、乾燥しているといえるのでしょうか。気象庁の天気予報では、「乾燥した空気」は目安として、湿度がおよそ50%未満の状態とし、「湿った空気」の目安は、湿度がおよそ80%以上の状態のことを指しています。

 

一方、室内環境の基準については、大型の店舗や図書館・博物館・美術館などの公共施設、オフィス、学校などの環境を維持・管理するための基準を定めた厚生労働省の「建築物環境衛生管理基準」によると、建物内の湿度が40%以上、70%以下に調整するよう奨励されています。

 

 

乾燥しやすい時期とは?

 

1年のうちで最も乾燥する季節は、寒さが厳しい12~2月です。空気が含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量)は、気温によって決まり、温度が高いほど増えます。

冬場は暖房をつけますが、暖房をつけると室温が上がって飽和水蒸気量は上がる一方、実際に空気中に含まれている水分の量は変化しません。その結果、室内の相対湿度が下がり、乾燥したと感じるようになるのです。

 

 

乾燥しやすい地域とは?

 

日本では、日本海側より太平洋側の地域のほうが、より乾燥が激しくなります。

日本列島周辺は、冬場は西高東低の気圧配置となり、シベリアから吹く冷たい空気が、日本海を通過する際に水蒸気を蓄えて湿った空気になります。これが東に進み、日本列島に背骨のように連なる山脈にぶつかることで、日本海側に雨や雪を降らせるのです。このため、日本海側は冬でもあまり乾燥しません。

反対に、太平洋側が乾燥しやすくなるのは、日本海側で雨や雪を降らせたのち、水分が抜けて乾燥した空気が、山脈を超えて太平洋側に流れるからです。

空気が乾燥するとどうなる?

 

空気が乾燥した状態は、人間にとっては良いことではありません。その理由は、下記のような問題が発生したり、リスクの上昇につながったりするからです。

 

 

ウイルスの動きが活発になる

 

低温かつ低湿度の環境では、ウイルスの空気中での生存時間が長く、活性化することがわかっています。

また、冬場は人の飛沫によるウイルスの飛散量も増えるのです。これは、湿度が低くなるとウイルスを含んだ飛沫の水分が蒸発して軽くなるため、ウイルスが空気中を漂う時間も長くなるためです。

 

 

喉や肌のトラブルを引き起こす

 

乾燥すると、喉の粘膜や肌を覆っているバリア機能が弱まるので、ウイルスや雑菌、アレルゲンなどが侵入しやすくなります。冬に風邪を引きやすくなるのは、このためです。

 

 

脱水症状が起きやすい

 

乾燥した環境では、皮膚や粘膜、呼気などから、失われる水分が無自覚のうちに増えます。そのため、意識して水を飲まないと水分の摂取量は少なくなり、脱水症状が起こりやすくなるのです。

 

 

建物などが火事になりやすい

 

空気が乾燥していると、建物や家具なども水分が失われるため、火がつきやすく、燃え広がりやすくなります。そのため、火災リスクが高まります。

 

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室内の空気を乾燥させず快適に保つには?

 

室内の空気が乾燥しやすいのは、冬場だけではありません。夏場の冷房は、空気中の熱を外に放出することで室内の温度を下げますが、その際、空気中の水蒸気も同時に放出してしまうので、室内の空気は乾燥しがちになるのです。

また、エアコンの風が直接肌にあたることで肌の水分が奪われ、肌荒れなどを起こす原因に。湿度をコントロールすることは、季節を問わず必要なのです。

 

なお、室内の湿度が40%未満になるとウイルスの活動が活発になり、粘膜や肌を覆うバリアが弱まるといわれています。一方、60%を超えるとダニやカビが発生しやすく、結露もできやすくなる傾向に。室内の湿度は、40~60%をキープするように心掛けることが大切です。では、室内の湿度を調整するには、どのような方法があるのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

換気をする

 

室内の湿度が低いときには換気をし、乾いた室内の空気を排出します。ただし、梅雨時期など、外の湿度が60%より高い場合は、外の湿気が入って室内の湿度が上がり過ぎてしまうとカビの発生にもつながるので、窓を開けて行う換気は避け、雨が止んだ後などに行うようにします。

 

 

加湿器を使う

 

室内の湿度を簡単にコントロールしたいなら、加湿器がおすすめです。効率良く水蒸気を拡散できるように、加湿器はできる限り部屋の中央に置きます。家具の側や窓の近くに置いてしまうと、家具が傷んだり、カビ・結露発生の原因になったりするので避けたほうがいいでしょう。エアコン使用時は、エアコンの真下に設置すると効率良く部屋全体に水蒸気を拡散できます。

なお、加湿器を使用する際には、下記の2点に注意してください。

 

・就寝時はつけっぱなしにしない

夜間は、気温の低下に伴って空気中の飽和水蒸気量が下がっていくので、加湿器をつけっぱなしにしておくと、必要以上に湿度が上がりすぎることがあります。

 

・タンクの水は毎日取り換える

タンクの水を入れっぱなしにしておくと、そこで細菌やカビが繁殖し、加湿器を通じて部屋中に拡散されてしまいます。

 

 

観葉植物を置く

 

植物は根から水分を吸収し、水蒸気として葉から空気中に放出します。また、植物は太陽の光を浴びて、吸収した二酸化炭素と水を分解し、酸素を排出する光合成を行うことで、室内に新鮮な酸素を供給する働きも期待できます。

 

 

洗濯物を干す

 

室内に、洗濯物や濡れたタオルなどを干すことも効果的です。ただし、カビや結露の発生につながるので、壁や窓の近くには干さないようにしましょう。なお、嫌な生乾きのにおいを防ぐためには、扇風機やサーキュレーターなどを使って室内の空気を循環させて速く乾かすことがポイントです。

 

 

加湿機能のついたエアコンを使う

 

エアコンの中には、冷暖房と同時に加湿もできる製品があります。加湿器のように水を取り換える必要もないので、加湿器のメンテナンスが手間だと感じる方にはおすすめです。

 

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空気を「見える化」して快適な環境を保とう

 

室内の湿度が40%を下回ったり60%を上回ったりすると、ウイルスの活性化やカビ・結露の発生、皮膚のバリア機能の低下、脱水症状といったさまざまなトラブルが起こりやすくなります。

快適に生活を送るためには、室内湿度は40~60%に保ちたいところ。しかし、空気の状態は目に見えないため、まずは湿度をはじめとする室内の空気環境を正確に把握することが大切です。

 

株式会社UPDATER (旧 みんな電力株式会社 ) のエアテック事業「みんなエアー」では、空気環境を可視化し、データの分析・通知・アフターサポートまで行うクラウドサービス「MADO」を展開しています。

「MADO」は、オフィスや店舗の乾燥状態を表す湿度や温度のほかに、空気中に含まれる二酸化炭素やPM2.5、揮発性のガスといった物質を計測し、クラウドに送信。事業者のコンピューターやタブレットなどのデバイスに表示し、その空間の空気がどのような状態なのかを見ることができるため、状況に応じた対策を行えます。

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