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2021年11月11日(木)、株式会社UPDATER(旧社名 みんな電力株式会社)の代表取締役である大石英司と、B.LEAGUE所属プロバスケットボールクラブの川崎ブレイブサンダース代表取締役社長である元沢伸夫さんから、川崎市立平間小学校への「MADO」の贈呈式が行われました。
「MADO」は、空気環境を可視化できるサービスで、今回は空気質のモニタリングで感染症対策及び、コミュニケーションや学習効率に与える影響を観察・検証する実証実験を目的として、平間小学校に贈呈されました。
今回は、教育、スポーツ、再生可能エネルギーの異業種による、SDGs(持続可能な開発目標)の「パートナーシップで目標を達成しよう」を軸にした空気環境づくりについてご紹介します。
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「MADO」によって平間小学校の空気環境を可視化
佐川昌広校長のもとでSDGsに取り組む平間小学校は、2021年5月に「かわさきSDGsパートナー」の「ゴールドパートナー」に認定され、「第4回ジャパンSDGsアワード」で特別賞(SDGsパートナーシップ賞)を受賞した小学校です。
その平間小学校において、株式会社UPDATERと川崎ブレイブサンダースが贈呈した「MADO」を活用し、小学校全体の空気質をモニタリングする試みが始まりました。「MADO」は、空気質計測により空気環境を可視化し、データの分析・通知・アフターサポートまでを行うクラウドサービスです。計測されたデータをもとに、換気や状況に応じた対策を行うことができるようになります。
空気環境の可視化が必要な理由とは?
どのような空間でも同様ですが、特に小学校では空気環境の可視化が大切だといえるでしょう。空気は見ることができず、空気環境が悪かったとしてもすぐに対応ができるとは限りません。しかし、「MADO」を使って空気環境を可視化できれば、小学校の教室でも児童がみずから窓を開けるといった対応ができるようになるのです。
厚生労働省では、エアコンなどの設備を設けている場合の空気環境の基準として、CO2濃度を1,000ppm以下にするよう求めています。これを維持するためには、1人1時間あたり30㎥の換気が必要だということになります。
出典:厚生労働省「冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について」(2020年11月)
また、学習環境での集中力の持続などのためにも、CO2濃度1,000ppm以下の環境を整えることが望ましく、感染症対策のみならず、持続的な活用により職員や児童のコミュニケーションや学習効率に与える影響を観察・検証しています。
「MADO」では、CO2濃度を数値として表すだけでなく、「空気ちゃん」というキャラクターの表情で空気環境を表しているのが特徴です。表情であれば児童にもわかりやすく、児童みずから空気環境を確認し、積極的に窓を開けるなどの対応ができるようになっています。
特に冬場は教室内が寒くならないよう窓を閉め切りがちになる教室において、どのタイミングでどれだけ窓を開ければいいかがわかるため、「MADO」を導入することで児童も安心して授業を受けられる環境づくりができるといえるでしょう。また暖房の使用に伴い、エネルギーの効率化にもつながります。
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異業種のパートナーシップで空気の課題を解決
平間小学校では「MADO」の導入によって、児童が空気環境に関心を持つことができるようになりました。川崎ブレイブサンダースでも選手のクラブハウスなどで「MADO」を導入し、選手が安心できる環境を整えています。
空気環境の可視化は、一人ひとりの行動変容につながるためのわかりやすい一歩であり、今回の取り組みは、多数のメディアでも取り上げられ注目されています。
株式会社UPDATERと川崎ブレイブサンダース、平間小学校のパートナーシップによって、人々がより空気環境に関心を持ち、空気の問題を解決していけるようになるかもしれません。
今回の取り組みについて、短い動画でもご紹介しています。ぜひご覧ください。
‟学校まるごと空気の見える化“ の実証実験中 <UPDATER・平間小学校・川崎ブレイブサンダースとSDGs企画推進>
株式会社UPDATER(旧社名 みんな電力株式会社)のエアテック事業「みんなエアー」では、空気環境を可視化し、データの分析・通知・アフターサポートまでを行うクラウドサービス「MADO」を提供しています。「MADO」は、教室やオフィスなど室内の空気中に含まれる二酸化炭素やPM2.5、揮発性のガスといった物質を計測し、クラウドに送信。事業者のコンピューターやタブレットなどのデバイスに表示し、その空間の空気がどのような状態なのかを可視化できるため、換気やその他状況に応じた対策を行うことが可能です。