「個人の時代における働き方の自由」を応援する、SHARE LOUNGE 代官山 蔦屋書店

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『発想が生まれ、シェアする場所』を目指し、シェアオフィスの機能性とラウンジならではの居心地の良さを併せ持つ空間で、新しいライフスタイル~自由な働き方~を提案するのが、フラッグシップショップでもある代官山 蔦屋書店のSHARE LOUNGEです。

今回は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 SHARE LOUNGE 代官山 蔦屋書店運営の河合さんに話を伺いました。

 

 

「シェアラウンジで仕事をする」というワークスタイルの提案

 

――御社はTSUTAYAとして、ビデオやCDなどのレンタルサービスのイメージが強いのですが、どのような背景から「シェアラウンジ」の事業が始まったのでしょうか。

 

河合:やはりTSUTAYAはレンタルサービスのイメージがありますよね。地方の店舗では、週末になるとご家族連れなどで「何か映画や音楽でも借りに行こうか」と、車でお出かけいただくスポットとして現在も多くのお客様にご利用いただいておりますが、都心になるとほとんどがブックストアの店舗が中心となっています。

音楽や映画を通じて充実したライフスタイルを提案できるようにと、ビデオやCDのレンタル、書籍の販売を始めた経緯があったので、そういう意味ではシェアラウンジは、新しいライフスタイルのひとつとして、これからの「ワークスタイル」を提案していくものになります。事業自体は新型コロナウイルス感染症拡大前からスタートさせており、コロナ禍によりリモートワークが急速に普及した背景もあって出店も加速していますが、あくまでもライフスタイルの中の空間価値を大切に考え、取り組んでいく方針です。

 

 

――シェアラウンジは全国に何店舗あるのでしょうか。

 

河合:提携店を含むと全国で28店舗になります。ここ最近でも、恵比寿ガーデンプレイスや押上、などさまざまな場所に出店させていただいております。

 

 

 

子供が本を楽しむ隣りで仕事ができる!それぞれの時間を共有する空間づくり

 

 

 

――どのような方が利用されていますか。

 

河合:お仕事利用のワーカーの方はもちろんのこと、勉強されている方や、友人とカフェタイムを楽しみにいらしている方、お子さまやご家族と一緒にいらして、それぞれ思い思いの時間を過ごされていたり…と、本当にさまざまです。なお、最近は外国人観光客の方もまた徐々に来日されているようで、コロナ禍以前のような外国語が飛び交う風景が少しずつ増えてきたように感じます。

 

 

――ご家族連れもいらっしゃるとは驚きました!

 

河合:そうですね。ベビーカーの赤ちゃんや小さなお子さまを一緒に連れてご来店され、お父様とお母様はお仕事をされながら、お子さまは隣りで絵本を読んだり、小学生くらいのお子さまだったら宿題をしたり…というような姿は結構見受けられますね。

 

 

――コワーキングスペースとして平日に仕事をする大人のコミュニティスペースというイメージでしたが、休日に子ども連れでそれぞれの時間を楽しめるのは良いですね。

 

河合:私たちの「シェアラウンジ」という業態はお仕事のためのコワーキングスペースとしても、カフェとしてや、バーのようなお酒をたのしんでもらう場所としてなど…、さまざまなシーンを想定して設計しています。蔦屋書店の中にはキッズフロアがありますので、もともと家族連れの方は少なくなかったという経緯もあり、自然な流れですね。書店でお気に入りの本を購入されたらそのままシェアラウンジで休憩を兼ねてゆっくりお読みいただいたり、充実したカフェとしてもご利用していただきたいと思っていて、お子さま向けのジュースやグミなどのドリンクやフードもラインナップに入れてみました。

 

 

――コンセプト通り、まさに「ライフスタイルの提案」ですね。

 

河合:蔦屋書店の始まりが「ライフスタイルを提案する」というコンセプトで、代官山 蔦屋書店はその中でもフラッグシップという立ち位置ですので、より本を楽しめる特別な空間を提供したいという想いが強く、店舗設計においても表現されています。

 

 

――コロナ禍で運営していくにあたり、店舗作りで工夫された点はありますか。

 

河合:コロナ禍によって生活様式やワークスタイルなどさまざまなことに変化がありました。その中では、ライフスタイル提案のあり方もアップデートしていかねばならないということから、「個人の時代」を応援できる今までにないワークスペースを作っていく必要があると考え、仕事をする空間として作業をしやすい環境というだけでなく、仕事にインスパイアされるきっかけとなるような本やアート作品などもしっかり展開するように工夫しております。

 

 

 

 

ドリンクやフードも充実。こだわりのラインナップで多様なニーズを満たす

 

 

――利用者の方からの声などはいかがでしょうか。

 

河合:シェアラウンジの利用形態は1時間からのドロップイン利用、1day利用、1か月単位の月額利用、の大きく3タイプあります。特に、月額利用の方は基本的に毎日いらっしゃるので、朝の挨拶からはじまって度々コミュニケーションをとれる機会があるので、「あの食べ物よかったよ」、「こんな飲み物あったらいいな」、「イベントも良かったよ!」と言っていただくと、高い利用頻度のお客さまにも飽きずに喜んでいただけているということかなと嬉しく思っています。

 

 

――河合さんご自身のやりがいは、どのようなところでしょうか?

 

河合:代官山 蔦屋書店のシェアラウンジとして、お客さまにとって居心地が良く、さらにこの空間からインスパイアされて仕事がはかどると思っていただけるように、フードカウンターに並べる食品のラインナップの充実や、定期的なイベントの開催などに取り組んでおります。グルテンフリーを気にされる方やヴィーガンの方、健康志向のお客様にも快適に過ごしていただけるような品揃えや、近隣の地元パン屋さんにご協力いただくなど代官山店ならではのご用意もあります。また、書籍に関するトークイベントなどは常に新しいことが提案できるようなイベントを企画・実施することで、お客さまからポジティブなお声をいただけたりするとやりがいに感じることができます。

 

――代官山ならではのこだわりですね。これからさらなる展望はありますか?強化していくところはどの辺りでしょうか。

 

河合:代官山 蔦屋書店は「森の中に図書室を作ろう」というコンセプトで、全面がガラス窓で光が差し込む中、まわりの緑に包み込まれるような設計にしており、とても開放的な空間です。その中で、仕事目的での利用者の方に対して、より良く滞在してもらえるための施策をこれからさらに考えていこうとしています。仕事で1日滞在される方も、カフェタイムに立ち寄ってくださる方も、夜にお酒をたのしむ方にも…、すべてのお客さまに「代官山のシェアラウンジすごくよかった」と思っていただけるよう取り組んでいければと思っております。

 

 

 

SHARE LOUNGE 代官山 蔦屋書店

https://store.tsite.jp/daikanyama/floor/shop/share-lounge/

 

DAIKANYAMA T-SITE 蔦屋書店3号館2階

営業時間 7:00~22:00TEL. 03-3770-2525

 

 

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