会社での除菌のポイントは?感染リスクの高い場所と浮遊菌対策も解説

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細菌やウイルスから身を守るためには除菌が必要です。人が多く集まる会社でも、細菌やウイルスによる影響を拡大させないように、しっかり除菌を行うべきでしょう。

正しい除菌を行うためには、知っておきたいことがいくつかあります。ここでは、会社の感染リスクの高い場所や除菌のポイント、浮遊菌対策について解説します。

 

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除菌とは?

 

日常生活で除菌という言葉をよく目にしますが、除菌とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。除菌の意味と除菌剤に使われる成分について確認しておきましょう。

 

 

除菌は細菌やウイルスを減らすこと

 

除菌とは、細菌やウイルスを取り除き、数を減らすことです。

除菌の「菌」は細菌を指しますが、除菌の場合にはウイルスも含むことが一般的です。厚生労働省でもウイルスに対して、除菌という言葉を使用しています。

なお、細菌は1つの細胞からなる生物ですが、ウイルスは細胞を持たないため生物とは言い切れません。

 

 

また、殺菌は文字どおり菌を死滅させることを指しますが、一部の菌を死滅させただけでも殺菌といえます。そのため、殺菌という言葉は無毒化することを指すわけではありません。菌やウイルスを無毒化することは消毒といいます。消毒という言葉は、薬機法により医薬品や医薬部外品などにのみ記すことができるとされています。

 

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除菌に使われる成分

 

除菌に使われる成分はいくつかあり、それぞれ特徴があります。除菌に使用される成分としては、主に下記のようなものが挙げられます。

 

・アルコール

除菌によく使われているのが、エタノールを主成分としたアルコールです。手指の消毒に使うアルコールは濃度70~80%のエタノールですが、身の回りのものの除菌に使う除菌剤には、濃度35~50%のエタノールが使われています。

ただし、アルコールはすべての細菌・ウイルスに対して同じ除菌効果があるわけではありません。新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどに対しては、除菌効果を発揮します。一方で、アルコールへの抵抗性の強いノロウイルスなどの除菌には、清掃時に二度拭きをするといった対応が必要です。

 

・次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムも、除菌に使用される成分です。ただし、次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚や粘膜にダメージを与えるため、手指には使えません。

次亜塩素酸ナトリウムは、市販されている塩素系漂白剤を希釈することで、次亜塩素酸ナトリウム水溶液として除菌に使うことができます。次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%になるように水で薄めましょう。

 

・次亜塩素酸

次亜塩素酸も除菌に使用されます。強い酸性作用によって、除菌や消臭に使われる成分です。酸や食塩水を電気分解して作られる次亜塩素酸水として多く使われています。

次亜塩素酸ナトリウムと同じような名前ですが、まったく別の成分だということに注意しましょう。また、次亜塩素酸ナトリウムと同様、身の回りのものの除菌には使えますが、手指には使えません。

会社内で感染リスクの高い場所は?

 

会社内で除菌を行う際には、感染リスクの高い場所を重点的に除菌することを心掛けましょう。感染リスクが高い場所は、主に下記のような場所です。

 

 

デスクや会議室などのワークスペース

デスクや会議室などのワークスペースは人が多く集まるため、感染リスクが高い場所だといえるでしょう。デスクや椅子などに細菌やウイルスが付着していると、そこにふれた人にも細菌やウイルスが付着します。さらに、そこにふれた手で口や鼻、目をさわると、そこから体内に細菌やウイルスが侵入してしまいます。

デスクや椅子だけでなく、パソコンのキーボード、マウス、電話機なども除菌してください。

また、ドアノブ、電気などのスイッチ類も、多くの人が直接ふれるため、しっかりと除菌するようにしましょう。

 

 

トイレ

トイレも、非常に感染リスクの高い場所です。トイレットペーパーホルダー、便器の蓋、レバー、ドアノブなど、人が手でふれる箇所は多くあります。

また、トイレでは、排便や嘔吐によって体内からウイルスが排出されます。特にノロウイルスは、トイレから感染が広がるケースもあります。壁や床、手洗い設備なども、定期的に除菌するようにしましょう。

 

 

エントランス

エントランスは、従業員だけでなく外部の人も出入りする場所です。細菌やウイルスをできるだけ社内に入り込ませないよう、意識して除菌する必要があります。

受付カウンター、受付用電話機、自動販売機、エレベーターのボタンなども除菌しましょう。

 

 

会社で除菌を行う際のポイント

 

会社での除菌を効果的に行うにあたっては、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。除菌の際に意識しておきたいポイントをご紹介します。

 

 

除菌の箇所とタイミングを決める

 

会社で除菌を行う際には、除菌する箇所と除菌のタイミングを決めておくことが大切です。

除菌作業は毎日行う必要がありますが、何時に誰が除菌を行うのか、定期的な除菌のタイミングを決めておきましょう。また、除菌する箇所は、チェックリストを作成して確実に行うことをおすすめします。会議室や設備を使用した人が、随時消毒を行うことを習慣にすることも大切です。

 

 

電子機器に水分を直接吹きつけない

 

電子機器には、アルコールなどの水分を直接吹きつけないように注意しましょう。電子機器に水分を直接吹きつけると、故障の原因になることがあります。布にアルコールなどの水分をつけてから、対象物を拭くようにしてください。

また、この方法は電子機器に限らず、デスクなどを除菌するときにも有効です。除菌したいものに向けてアルコールなどを吹きつけると、その際に細菌やウイルスが周囲に飛び散る可能性もあります。

 

 

使い捨てのマスクや手袋を使用する

 

除菌作業には、使い捨てのマスクや手袋を使用してください。マスクや手袋には、細菌やウイルスが多く付着する可能性があります。拭き取る布なども、使い捨てのものを選んだほうがいいでしょう。ダスターも使い捨てのものを選ぶほうが安全です。

 

 

普段から清潔さを保つ

 

除菌を習慣化するだけでなく、普段から会社内や身の回りを清潔にしておくことも大切です。例えば、デスクに汚れが付着している状態で、汚れの上からアルコールや次亜塩素酸ナトリウム水溶液を使用しても除菌効果が薄れてしまいます。また、ほこりが溜まっていると、そこに付着した細菌やウイルスが空中に舞いやすくなります。

 

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接触部の除菌だけでなく浮遊菌対策も行おう

 

会社で除菌を行う際には、浮遊菌対策も意識しましょう。浮遊菌とは、空中を漂っている細菌やウイルスのことです。咳やくしゃみ、会話の際に出る飛沫や微小な粒子であるエアロゾルが空中に長時間漂うこともあります。

 

浮遊菌対策に必要なのは、こまめな換気です。会社内を換気の悪い状態にはしないようにしてください。また、窓を開けて換気する以外にも、効果や安全性が証明されたグッズや装置を使って空気をきれいにするという方法もあります。

ただし、市販されている除菌グッズの中には、効果や安全性が証明されていないものもありますので注意してください。健康に悪い影響が出る可能性もありますので、浮遊菌対策には効果や安全性が証明された製品を選び、用法・用量を守って使用することが重要です。

 

 

会社内の浮遊菌対策にはエアロシールドの導入を

 

会社での除菌は、特に感染リスクの高い場所に対して定期的に行うことが求められます。人が多くふれる箇所をしっかり除菌し、会社内の空気をきれいにすることも心掛けましょう。

 

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会社内の空気環境対策には、エアロシールドの導入をご検討ください。

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