子供がRSウイルス感染症にかかったらどうする?家庭での対処法

RSウイルス感染症は、2歳頃までにほぼすべての子供が感染するといわれる病気です。初期症状はほぼ風邪と変わらないため、医療機関を受診すべきかどうか悩みがちですが、気管支炎や肺炎の症状が現れ、重症化する危険もあるので注意が必要です。

ここでは、RSウイルス感染症の概要と、子供がRSウイルスに感染した場合のご家庭での対処法について解説します。

 

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RSウイルス感染症は2歳頃までの子供がほぼ経験する

 

RSウイルス感染症とは、RSウイルスに感染することで起こる呼吸器の感染症です。

およそ2~8日、大多数は4~6日の潜伏期間を経て発症し、数日間発熱や咳、鼻水などの症状が続いた後、徐々に回復していきます。潜伏期間中と発症中、回復後も1~3週間は周りの人にうつしてしまう可能性があります。

 

RSウイルス感染症は、1歳までに半数以上、2歳頃までにほぼすべての子供が一度は感染を経験するといわれていますが、成長した子供や大人が感染しないわけではありません。

ただし、風邪と症状の見分けがつきにくいため、RSウイルスに感染したことに気づかない場合が多いという傾向があります。ですから、感染に気がつかないまま、大人から乳幼児にうつしてしまうことも少なくないのです。

 

 

RSウイルス感染症の状況

 

RSウイルス感染症は、日本ではこれまで秋の始め頃から徐々に流行が拡大し、春先になって収束する傾向がありましたが、近年は夏に流行することが珍しくなくなっています。

2020年は、新型コロナウイルス感染症対策で社会活動が制限された影響と見られていますが、流行そのものがなく、2021年は5月頃から流行が拡大。患者報告数がピークとなった7月半ばには、東京都の定点医療機関あたり患者報告数が、2018年および2019年同時期の10倍以上に達しました。

以後、患者報告数は減少していますが、2021年10月25日現在、558件の保育所や幼稚園、小学校、医療機関などで集団感染の事例が報告されています。

子供がRSウイルス感染症にかかった場合の対処法

 

RSウイルス感染症の多くは風邪のような症状ですが、乳幼児が重症化して細気管支炎や肺炎の症状が出るのは全体の30~40%、中でも入院が必要となるのは全体の1~3%程と、重症化の可能性もゼロではありません。

続いては、知っておきたい医療機関を受診するタイミングや検査方法のほか、子供がRSウイルス感染症になった場合のホームケアについてご紹介します。

 

 

受診のタイミング

 

咳や熱、鼻水といった症状は、RSウイルス感染症でなくても出るものなので、初期段階でRSウイルス感染症なのかそうでないのかを見分けるのは困難です。

しかし、早い段階で医療機関を受診すれば、重症化を防げる可能性は高まります。次のような症状があれば、できる限り早めにかかりつけ医に相談し、身近にRSウイルスの流行がある場合は、その旨を伝えましょう。

 

<RSウイルス感染症チェックポイント>

・熱が3、4日続く

・呼吸が苦しそう、肩や全身を使って呼吸している

・呼吸が速い(目安は新生児で1分間に60回以上、乳児で40回以上)

・顔色が悪い

・嘔吐がある

・水分摂取ができない

・寝ない、眠れない

・機嫌が悪く、泣き叫ぶ

 

 

RSウイルス感染症の検査方法

 

診療の結果、RSウイルス感染症の疑いがあると判断された場合、RSウイルス感染症かどうかを判別する検査が行われます。

この検査は、鼻にめん棒を挿入して鼻の中の組織を採取し、検査キットで確認するもので、結果は10分程でわかります。

 

RSウイルスの検査は、基本的に実費負担です。しかし、下記の条件に1つでもあてはまり、RSウイルス感染が疑われる場合は保険が適用されます。

・●入院中

・●1歳未満

・●パリビズマブ製剤(シナジス)を使用している乳幼児

 

1歳以上のお子さんに関しては重症化のリスクは低く、特別の治療法もないことから、治療方針を決定する上で、RSウイルス迅速検査で感染を特定する必要性はほとんどありません。

お子さんの病態を冷静に把握し、かかりつけ医へ相談しましょう。

 

 

 

治療方法とホームケアのポイント

 

RSウイルス感染症に治療薬はないため、対症療法が基本となります。症状によっては医師から気管支拡張剤などが処方される場合もあります。しっかり服用して体を休め、安静にしながら回復を待ちましょう。

入院の必要はなく、自宅でケアをする場合のポイントは下記のとおりです。

 

・処方された薬はしっかり服用する

RSウイルス感染症の症状をやわらげるためのものなので、処方された薬は正しく服用しましょう。

 

・こまめに水分を補給する

発熱すると汗をかきやすいため、脱水状態にならないようにこまめに水分補給を行います。

 

・喉を乾燥させない

喉が乾燥すると咳が出やすくなります。加湿器などを使って空気の乾燥を防ぎ、部屋の湿度を保つようにします。特に冬場は注意しましょう。

 

・安静にする

横になって体を休めることが大切です。ただし、横になることで咳が出て苦しい場合は、クッションや丸めた毛布を置き、もたれかかるようにすると楽になります。

 

なお、RSウイルス感染症は、学校保健安全法で登校禁止期間が決まっているインフルエンザとは異なり、登園や登校見合わせ、および出席再開などに明確な基準はありません。しかし、地域や園によっては、登園(登校)許可証が必要な場合もあります。基本的には、かかりつけ医から「大丈夫」とお墨つきが出れば、出席は可能です。

 

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RSウイルス感染症の予防方法は?

 

RSウイルス感染症は、主に「飛沫感染」と「接触感染」の2つの方法で感染します。

 

飛沫感染を防ぐには、日常的に子供と接する機会の多い大人の場合、咳や発熱など症状の疑いがあるときに子供との接触を避けたり、マスクを装着したりすることが有効です。

一方、接触感染を防ぐには、こまめな手洗いと手指の消毒、子供がさわる可能性の高いおもちゃやドアノブなどのアルコール消毒が役立ちます。

 

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こまめな消毒とRSウイルス感染者との接触を避け、感染拡大防止に努めよう!

 

RSウイルス感染症は、2歳頃までにほぼすべての子供がかかるともいわれる病気です。避けて通ることは難しい感染症ですが、早い段階で受診すれば重症化の可能性は低くなるので、いつもの風邪や発熱と違う症状が見られたときは、早めにかかりつけ医を受診するようにしましょう。

 

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