空気清浄機のランニングコストの目安とは?効果的に使う方法を紹介

空気清浄機は、空気中を漂うウイルスや細菌、ほこり、花粉などの除去が期待でき、換気の悪い密閉空間の換気不足を補って、室内の空気環境を良好に保つのに役立ちます。

とはいえ、空気清浄機は長時間使うことも多いため、使用に伴う費用については気になるところでしょう。ここでは、空気清浄機の設置にかかる費用とランニングコストについて解説します。

 

 

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空気清浄機はなぜ必要?

 

空気中の有害物質を除去する働きがある空気清浄機は、換気と併用することで、換気の悪い密閉空間の空気環境の改善に役立ちます。

室内空間において、換気の設備が十分に設置されてなかったり、建物の構造状、窓が開けにくい、または窓を開けると室温や湿度が大きく変わってしまうため窓を開けるのが難しかったりするなど、換気のしにくい環境であることも珍しくありません。そのような状況でも空気清浄機の使用によって、空気中を漂うウイルスや細菌、ほこり、花粉などをある程度除去することで、室内の空気をきれいに保つことが可能です。

 

とはいえ、空気清浄機を使用することで二酸化炭素濃度が減少するわけではありません。換気をしながら活用することで、良好な空気環境を維持できます。

 

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空気清浄機の設置コストとランニングコストは?

 

空気清浄機を使う上でかかる主な費用には、空気清浄機本体の代金といった設置コストと、使用する際の電気代や集塵フィルターにかかる金額といったランニングコストに分けられます。それぞれかかる金額の目安について見ていきましょう。

 

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空気清浄機本体の価格

 

空気洗浄機本体の価格は、その性能や対応できる部屋の広さによってまちまちです。比較的安価なタイプであれば1万円代から、高価なタイプは十数万円の製品もあります。なお、価格によって性能も異なるため、空気清浄機を選ぶ際には、目的を果たせるだけのスペックがあるのかよく確かめてから購入することが重要です。

 

例えば、厚生労働省が「換気と併用することで、換気の悪い密閉空間の換気不足を補うのに有効」としている空気洗浄機は、下記の性能を備えていることが条件となっています。

 

<空気清浄機の条件>

(1)HEPAフィルターによる濾過式であり、風量が5㎥/分程度以上

(2)人の居場所から10㎡程度の範囲内に設置する

(3)空気のよどみを発生させないよう、外気を取り入れる風向きと空気清浄機の風向きを一致させる

(4)持ち運んだり移動させたりすることができる可搬式

 

 

電気代

 

空気清浄機を使うには、当然ながら電気代がかかります。電気代は空気清浄機の機種や運転モードなどによって異なります。

なお、主要メーカーが公表している1時間あたりの空気清浄機の電気代は、下記のようになっています。

 

■空気清浄機の1時間にかかる電気代の目安

運転モード ダイキン工業

「MCK70Y」

(適用床面積:      ~51㎡)

SHARP

「FP-140X」

(適用床面積:    約65㎡)

Panasonic

「F-VXU90」

(適用床面積:        約66㎡)

DR.C医薬

「7Guards Pro」

(適用床面積: 約60㎡)

強(ターボ) 2.21円 3.32円 2.4円 1.42円
標準 0.54円 0.95円 0.3円 0.59円
0.357円 0.35円
0.27円 0.21円 0.2円 0.11円

 

 

集塵フィルター代

 

空気清浄機は、大きく「ファン式」「イオン式」「電気集塵式」の3つのタイプに分けられます。

ファン式は、ファンを回して取り込んだ空気をフィルターに通すことで有害物質を取り除くもの、イオン式はイオンの力でウイルス等を不活性化することで空気をきれいにするもの、電気集塵式は高圧放電をすることで空気中の有害物質を集め、フィルターで濾過してきれいにするものです。

 

このうち、ファン式と電気集塵式の空気清浄機については、定期的にフィルターを取り替えないと性能が落ちてしまいます。フィルターの交換頻度は機種によりさまざまですが、フィルターの価格は数千~1万円程度が主流です。

 

 

国内主要メーカーの空気清浄機の消費電力と電気代の目安は?

 

国内の主要メーカーである、Panasonicとダイキン工業の空気清浄機の消費電力と電気代の目安について、もう少し詳しくご紹介しましょう。

 

■Panasonicの空気清浄機の消費電力と1時間あたりの電気代

加湿空気清浄機

F-VXU90

加湿空気清浄機

F-VXU70

加湿空気清浄機

F-VXU55

適用床面積 約40畳 約31畳 約25畳
ターボ時の消費電力/1時間あたりの電気代 88W/約2.4円 57W/約1.6円 53W/約1.5円
運転モード中時の消費電力/1時間あたりの電気代 11W/約0.3円 8.5W/約0.3円 8W/約0.3円
運転モード静音時の消費電力/1時間あたりの電気代 5.5W/0.2円 4.2W/約0.2円 5W/約0.2円

 

■ダイキン工業の空気清浄機の消費電力と1時間あたりの電気代

ストリーマ空気清浄機

MCK70Y

ストリーマ空気清浄機

MCK55Y

ストリーマ空気清浄機

MCK50Y

適用床面積 ~31畳 ~25畳 ~21畳
ターボ時の消費電力/1時間あたりの電気代 82W/2.21円 46W/1.24円 57W/1.5円
運転モード弱時の消費電力/1時間あたりの電気代 13W/0.35円 9W/0.24円 8W/0.22円
運転モード静音時の消費電力/1時間あたりの電気代 10W/0.27円 6W/0.16円 6W/0.16円

 

 

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空気清浄機のランニングコストを抑えるコツとは?

 

空気清浄機のランニングコストを抑えるには、購入時と購入後にちょっとした注意や工夫をすることがポイントです。空気清浄機購入時と購入後のタイミングごとに見ていきましょう。

 

 

 

購入時のポイント

 

空気清浄機購入時に気をつけたいポイントは、次の3点です。

 

・空気清浄適用床面積をチェック

空気清浄機は、製品によって対応できる床面積が異なります。この適用床面積とは、日本電機工業会にて定められた規格(JEM1467)で、30分で清浄できる部屋の広さを示すものです。空気清浄機の適用床面積より広い部屋で使うと稼働時間は長くなり、電気代がかさんでしまいます。

 

・風量をチェック

風量が大きい空気清浄機ほど集塵性能は上がるものの、消費電力は大きくなり、電気代も高くなる傾向があります。使う場所に見合った性能の機種を選びましょう。

 

・気流をチェック

空気が室内をムラなく循環できたほうが、効率良く空気を清浄することができ、使用時間を短く抑えられます。

 

 

購入後のポイント

 

空気清浄機購入後のポイントとしては、次の5点が挙げられます。

 

・空気の動きがある場所へ置く

「換気によって外気を取り入れる風向きと空気清浄機の風向きを一致させる」「ほこりが舞いやすい部屋の出入口に置く」といった工夫で、効率的に有害物質を除去できます。

 

・部屋の大きさに合った製品を使う

部屋の広さに応じた空気清浄機を使うことで、無駄な電気代の発生を防げます。

 

・電気プランの見直しをする

空気洗浄機を使う時間が決まっている場合や、電気の使用量にプランが合っていない場合は、電気プランの見直しによって、電気代を抑えられる場合もあります。

 

・扇風機やサーキュレーターと併用する

扇風機やサーキュレーターと空気清浄機を併用すると、効率的に有害物質を除去できる分、稼働時間を短縮することもできます。

 

・フィルターの掃除や交換を定期的に行う

空気清浄機のフィルター性能は機種によってまちまちですが、定期的にフィルターの掃除や交換を行わなければ性能が低下し、余計な電気代がかかってしまいます。

なお、フィルターの手入れの仕方は、機種によって異なります。例えば、5種のフィルターを備えたDR.C医薬株式会社の「ハイドロ銀チタン®空気清浄機7Guards Pro」の場合、プレフィルターは水洗い、ほかの4つのフィルターはやわらかいブラシや掃除機で汚れを取り除く方法で手入れします。

 

 

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空気清浄機にかかる費用は工夫次第で抑えられる

 

空気清浄機にかかる費用は、工夫次第で抑えることが可能です。株式会社UPDATER(旧社名 みんな電力株式会社)のエアテック事業「みんなエアー」では、微細なPM2.5の捕集にも最適なHEPAフィルターを搭載した「ハイドロ銀チタン®空気清浄機7Guards Pro」(DR.C医薬株式会社)を扱っています。

5枚のフィルターと2つの機能により、花粉・カビ・ハウスダストなどのたんぱく質や化学物質を分解。PM2.5はもとより、細菌・ほこり・ダニも集塵、除去します。さらに、たばこ臭・ペット臭・汗臭・生乾き臭など、においの元を吸着・脱臭する機能により徹底的に空気を浄化し、健康的な生活空間をご提供します。

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