インフルエンザ予防につながる空気清浄機の選び方と使い方

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冬の訪れとともに、毎年各地で流行するインフルエンザ。国内の累積受診者数の推計は、2019・2020年度で約729.8万人、入院患者数は約1.3万人と、流行規模が非常に大きいことが特徴の感染症です。

インフルエンザによる集団感染が起こると、企業活動にも大きな影響を及ぼします。インフルエンザの予防には、どのような対策が効果的なのでしょうか。インフルエンザの概要と、感染症予防に役立つ空気清浄機の選び方・使い方について解説します。

 

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インフルエンザとは?

 

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスを病原とする感染症です。

全世界で流行が見られる病気で、1918年に罹患者数6億人、死亡者数2,000万~4,000万人にも上ったといわれるスペイン風邪も、インフルエンザの一種です。

 

インフルエンザが流行する時期はおおよそ決まっています。日本では、毎年11月下旬~12月上旬頃に流行の兆しが見え始め、翌年の1~3月頃に患者数が増加。4~5月になると徐々に減少し、収束していくといった経過をたどることがほとんどです。

インフルエンザの流行規模は年によって波があり、大きく流行した年は、流行が小さい年に比べて、インフルエンザを直接の死因とする死亡者数に加え、呼吸器系疾患や循環器系疾患での死亡者数の増加が見られます。

 

なお、2020年から2021年にかけ、日本では例年のようなインフルエンザの流行は起こりませんでした。これは、新型コロナウイルス感染症対策として、帰宅時の手洗い・うがいが広く実践されるようになったことと、海外との行き来が制限されたことに加え、人と人との接触機会が減ったことなどが要因と考えられています。

インフルエンザウイルスの特徴

 

インフルエンザウイルスは、低温で乾燥した環境を好み、高温多湿の環境には強くありません。気温20℃以上、湿度50%以上になると、感染力が大幅に下がることがわかっています。

冬に部屋を閉め切って暖房をつけている状態は、ウイルスが好む環境がそろってしまうので、こまめな換気を行うことが重要です。

 

また、インフルエンザウイルスには、大きく分けてA型、B型、C型の3種類のタイプがあります。

このうち、広く流行するのはA型とB型です。A型は数年から数十年ごとに従来のウイルスとは異なる新型ウイルスが登場し、従来のウイルスにとって代わることで、世界的な大流行が起こります。スペイン風邪も、この新型インフルエンザの一種で、鳥インフルエンザや豚インフルエンザも、A型インフルエンザウイルスが原因です。それぞれの特徴は、下記のとおりです。

 

・季節性インフルエンザ

季節性インフルエンザは、A型、B型、C型の3種類があります。毎年ほぼ同じ時期に流行するのが特徴です。感染すると1~3日の潜伏期間を経て、突然頭痛や高熱、悪寒、倦怠感などの症状が出ます。

 

・新型インフルエンザ

新型インフルエンザはA型に分類されるインフルエンザで、従来のウイルスが変化したものを指します。免疫を持っていない人が大多数のため、世界的なパンデミックが起こることがあります。季節性インフルエンザより、症状は重症化する傾向があります。

 

・鳥インフルエンザ、豚インフルエンザ

鳥インフルエンザや豚インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす疾病です。基本的に、鳥インフルエンザなら鳥、豚インフルエンザなら豚のみに感染し、人には感染しないことがわかっています。

 

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インフルエンザウイルスの感染経路

 

インフルエンザウイルスの感染経路には、主に飛沫感染、接触感染、空気感染の3種類があります。それぞれの特徴は、下記のとおりです。

 

■インフルエンザの感染経路

 

 

飛沫感染

飛沫感染は、咳やくしゃみ、発話、呼吸などの際に人から放出するインフルエンザウイルスを含んだ飛沫を吸い込むことで感染します。飛沫の飛ぶ距離は、感染者から約1~2m程度です。感染者がマスクをつけることで、飛沫が飛び散るのを防ぐことが対策として効果的です。

 

接触感染

接触感染は、インフルエンザウイルスを含む飛沫が付着した物をふれた手で、自身の口や鼻、目などの粘膜をさわることで感染します。物の表面に付着したウイルスがどれぐらい生きているかは、温度や湿度などによって変わりますが、2~8時間程といわれています。多くの人が使うドアノブやエレベーターのボタン、電車の吊り革などにウイルスが付着していれば、不特定多数の人の感染につながりがちです。対策には、こまめな消毒や手洗いが有効です。

 

空気感染

口から出た飛沫の水分が蒸発すると、飛沫よりさらに小さな粒子(飛沫核)となって空気中を漂います。これを吸い込むことで感染するのが空気感染です。

 

なお、空気感染と飛沫感染の中間のような位置づけとされる「エアロゾル感染」は、感染症にかかった人の飛沫などに含まれていたウイルスが混ざった、気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子を、第三者が吸い込むことによって感染することを指します。

 

インフルエンザウイルスの主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。ただし、換気状態が悪いと、空気中の飛沫や飛沫核が凝縮して、空気感染が起こる可能性もあります。

 

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空気清浄機でインフルエンザに備える

 

インフルエンザウイルスが増えやすい環境を作らない方法のひとつに、空気清浄機の設置があります。

空気清浄機は、空気中のほこりや花粉、においを除去するための機器の総称です。その性能は種類によってさまざまで、加湿機能を搭載したタイプ、除湿と加湿両方に対応したタイプ、脱臭性能がメインのタイプ、マイナスイオンを発生させるタイプなどがあります。

 

空気清浄機の効果は、製品によって異なります。JIS規格において「定格風量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を持ち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」と定義されているHEPAフィルターを搭載した製品が一般的です。花粉は直径30~40µm、ウイルスの飛沫は約2µmの大きさなので、HEPAフィルターであれば確実にこれらをキャッチできるため、一定の効果が期待できるといえるでしょう。

このほか、空気中の細菌やウイルスを減少させる効果があるとの実験結果が出ている紫外線(UV-C)の照射機能がある機器もあります。

 

空気清浄機を設置する際のポイント

 

空気清浄機の効果を高くするためには、正しい場所に置くことが大切です。外気が入ってくる給気口や窓・ドアの近くに置くのは避け、給気口から排気口に至る空気の通り道に、十分なスペースを取って設置しましょう。

エアコンやサーキュレーターを使って空気の流れを作り、その通り道に空気清浄機を置くことも効果的です。

 

空気清浄機は、長期間家を空ける以外には、基本的に24時間つけておくのがおすすめです。ただし、フィルターが汚れると浄化効率が落ちるので、定期的にフィルターは清掃しましょう。

 

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空気環境の改善で感染症予防に効果はある?実際の事例を紹介

 

空気環境が悪いと、インフルエンザなどの感染症を引き起こすリスクが高くなる可能性があります。では、実際に空気環境を改善することで、どのような効果が期待できるのでしょうか。

空気環境対策事業「みんなエアー」で、紫外線照射装置「エアロシールド」(エアロシールド株式会社製)を導入した企業の事例をご紹介します。

 

レッスンに訪れる子供たちの健康を守るために:BONNY DANCE SCHOOL BiVi YASHIO

 

埼玉県八潮市のBONNY DANCE SCHOOL BiVi YASHIO では、子供の生徒も多いため、感染症対策として紫外線照射装置「エアロシールド」を導入しました。生徒の保護者からは、安心して子供を預けることができるスクールであると認識してもらえ、コロナ禍でも新規生徒数が増えているそうです。

また、SNSなどを使って「エアロシールド」について紹介することで、より安全性をアピールすることができています。

 

環境整備を含めたインフルエンザなどの感染症対策を行おう

 

インフルエンザなどの感染症を予防するには、室内の空気環境を把握し、空気清浄機や換気設備といった、状況に適した機器類を整備するなどの感染症対策を行うことが大切です。

 

株式会社UPDATER ( 旧 みんな電力株式会社 )では、空気環境を可視化し、データの分析・通知・アフターサポートまで行うクラウドサービス「MADO」を提供しています。「MADO」は、オフィスや店舗の空気中に含まれる二酸化炭素やPM2.5、揮発性のガスといった物質を計測し、クラウドに送信。事業者のコンピューターやタブレットなどのデバイスに表示し、その空間の空気がどのような状態なのかを可視化できるため、換気やその他状況に応じた対策を行うことが可能です。

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