RSウイルスの感染経路は飛沫感染と接触感染!子供への感染対策は?

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幼い子供は免疫が未発達のため、さまざまな感染症にかかることが多く、不安に感じる親も少なくないかもしれません。しかし、感染は免疫を獲得する上で大切なことでもあります。ただし、かかるタイミングによっては重症化する場合もあるので、そうならないための注意は必要です。

ここでは、特に乳幼児期にかかりやすいRSウイルス感染症の概要と感染経路のほか、感染対策について解説します。

 

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RSウイルス感染症とは?

 

RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。感染力は非常に強く、生後1歳までに約半数が、2歳までにほぼすべての子供が感染するともいわれています。

 

従来、このRSウイルス感染症は、秋から徐々に流行し始め、冬に感染のピークを迎えるのが一般的でした。しかし、近年は夏から秋と早い時期に流行する傾向にあります。2021年は5月頃から感染者の増加が見られ、ピーク時の週あたりの感染報告数は、過去最高を更新する多さとなりました。

RSウイルス感染症の症状

 

RSウイルスに感染すると、2~8日の潜伏期間を経て発症します。多くの場合、発熱や咳、鼻汁など、風邪に似たような症状が出て、数日間続いたのち回復していきます。

 

中には、数日経っても回復せず、咳がひどくなったり、ゼイゼイと呼吸が苦しくなったりするなどの症状が出て重症化し、細気管支炎や肺炎に進展するケースもあるのです。特に、初めて感染したときは症状が重くなりやすいといわれており、初めてRSウイルス感染症にかかった乳幼児のうち、3割程に咳の悪化や喘鳴(ぜんめい)、呼吸困難症状などが確認されています。

また、低出生体重児のほか、心臓・肺に基礎疾患や神経・筋肉の疾患がある子供の場合、重症化するリスクが高まることがわかっています。

 

感染時期も重要で、生後数週間から数ヵ月間の乳児期早期に感染・発症した場合は、細気管支炎や肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。そのため、この時期には感染予防がとても大切です。

 

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RSウイルスの感染経路別の感染対策

 

RSウイルスの感染経路は、RSウイルスに感染している人がくしゃみや咳をした際に飛び散るしぶきを吸い込む「飛沫感染」と、RSウイルスがついた手指で鼻や口をさわったことによる「接触感染」の主に2つです。

なお、麻疹や水痘のように、空気中を漂うウイルスを含んだ飛沫核を吸い込んだことで感染する「空気感染」は起こりません。ここでは、RSウイルスの感染経路別の感染対策について見ていきましょう。

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飛沫感染の感染対策

 

飛沫とは、人が咳やくしゃみをしたり、会話をしたりする際に口から飛び散るしぶきのこと。感染者の飛沫には、多くのウイルスが含まれています。

飛沫は大きくて重いのであまり遠くまで飛ぶことはなく、口から放出された後、1~2m程進めば地面に落ちます。しかし、1~2m以内にいる人は飛沫を直接吸い込むことになり、飛沫を吸い込むと、中に含まれるウイルスが口や鼻から喉の粘膜につき、体内に侵入することで感染が起こるのです。

 

RSウイルス感染症の飛沫感染対策は、年長児や大人から、重症化リスクの高い基礎疾患のある子供や生後3ヵ月以内の乳児への感染を防ぐことが重要です。

そのため、具体的には下記の2つの対策を心掛けましょう。

 

・咳などの症状がある年長児や大人は、できる限り0~1歳児との接触を避ける

一度、RSウイルスに感染した人は、ある程度の免疫を獲得しているので、大半が軽症となり、ほとんどの場合、風邪と見分けがつきません。咳などの呼吸器系の症状がある場合は、RSウイルス感染症である可能性も考え、できる限り0~1歳児との接触を避けましょう。

 

・0~1歳児と接する場合は、マスクを着ける

多少咳が出ているときは、マスクを着用することで飛び散る飛沫の量を抑えることが効果的です。豊橋技術科学大学の研究では、不織布マスクを正しく装着すれば、マスクを着けない場合に比べて吐き出す飛沫の量を5分の1に抑えられることがわかっています。

RSウイルスの流行時期は、年によってもバラつきがありますが、流行時期ではなくても気づかないうちに大人は感染している可能性があります。そのため、咳などの症状がある場合は、季節に関係なくマスクを着用しましょう。

 

 

接触感染の感染対策

 

接触感染は、ウイルスを含んだ感染者の体液や排泄物に直接ふれたことで手にウイルスがつく場合と、ものを介して間接的にふれたことで手にウイルスがつく場合があります。例えば、机の上に飛んだ感染者の飛沫にさわってしまうのは前者、感染者が咳をする際に口を押さえた手でドアノブをさわり、次にドアノブをさわった人の手にウイルスが付着するのが後者です。

 

接触感染も、自覚のないままRSウイルスに感染している年長児や大人から、重症化リスクの高い基礎疾患のある子供や生後3ヵ月以内の乳児への感染を防ぐのが重要であることは同じです。具体的には、下記の2つの対策があります。

 

・0~1歳の子供が日常的にふれるものをこまめに消毒する

間接的な接触感染を防ぐには、おもちゃや手すりなど、子供が日常的にふれるものをこまめに消毒するのが効果的です。RSウイルスは、消毒薬に対する抵抗性があまり高くないウイルスなので、アルコールや家庭用の漂白剤で作れる次亜塩素酸水などを使えば、不活性化が期待できます。

 

・流水・石鹸による手洗いや手指のアルコール消毒を行う

厚生労働省によると、手指に付着しているウイルスの数は、流水で15秒洗うだけで100分の1に、石鹸やハンドソープで10秒もみ洗いをし、流水で15秒すすぐ洗い方をすることで1万分の1まで減ります。0~1歳児には徹底した手洗いは難しいものですが、周りの年長児や大人が手洗いや手指の消毒をしっかり行うことで、間接的な接触感染の予防につながります。

 

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RSウイルス感染症の重症化を防ぐために、感染対策を実践しよう

 

RSウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染の2つがあります。重症化リスクの高い子供や生後3ヵ月未満の乳幼児への感染を防ぐには、大人や年長児は咳が出る際、0~1歳児との接触を極力避ける、どうしても接触する場合はマスクをします。また、こまめな手洗いや手指の消毒を行うといった感染対策を実践することが大切です。

 

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