エアラボ通信

2020年11月20日

新型コロナウイルスは本当に「空気感染」するのですか

みんなエアー|2020年11月20日

呉 博士(みんな電力顧問)

早くも11月に入りましたが、新型コロナウイルスは世界中で猛威をふるい続け、各国の経済・社会活動と人々の生活に深刻な影響を与え続けています。

世界の感染者数は累計で5,100万人を超え、死者も125万人を上回りました。

日本でも累計感染者数は11万人、死者数も1,850人に上っています。(2020年11月11日時点)

 

新型コロナウイルスは咳や会話などで人の口から発せられる「飛沫」を媒介にして人から人へ運ばれます。比較的大きな飛沫が、至近距離の人の口や目や鼻の粘膜に付着して感染する経路を「飛沫感染」と言い、飛沫が物体表面に付着して、それに触れた人の手を通して感染する経路を「接触感染」と言います。これまでは、この「飛沫感染」と「接触感染」が新型コロナウイルスの主要な感染経路と考えられてきました。

 

そのため、「飛沫感染」予防の基本対策として、飛沫を出さないように、あるいは浴びない様に、マスクを着用し、且つ、飛沫が届きにくい2mほどのソーシャルディスタンスの確保が推奨されてきました。同じ目的で、フェイスシールドの着用や人と人を隔てるアクリル板などの設置も広がってきました。また、「接触感染」予防の基本対策として頻繁な手指の消毒が推奨され、最近では、ほとんどの建屋の入り口に消毒液が置かれるようになりました。

 

日本ではGo To施策等により人々の社会活動が復活し始めた昨今ですが、感染者数はコントロール可能な範囲で推移しており、上記の対策が奏功しているもの思われます。

 

しかし、日本も含め、冬に向かう北半球の国々では、第3波と言われる感染急拡大の兆しが見え始めています。その要因は「飛沫感染」や「接触感染」と共に、空間中に漂うウイルスを人が吸引することで起こる「空気感染」の増大が指摘されています。

 

ですから、これからの季節は「空気感染」も要注意となります。次回は、「空気感染のメカニズムと起こりやすい条件」について、次々回は、「空気感染の予防策」についてご紹介します。

お問い合わせお問い合わせ

お問い合わせは
こちらから