空気清浄機は、何年間くらい使い続けられるものなのでしょうか。目安として挙げられるのは法定耐用年数やフィルターの交換時期です。ただし、空気清浄機は使用環境やメンテナンスの頻度や仕方によって、製品寿命が短くも長くもなります。
ここでは、空気清浄機の法定耐用年数や製品寿命についてご紹介します。また、製品寿命を延ばすためのメンテナンスとして、クリーニングの仕方について解説していきましょう。
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空気清浄機の製品寿命や法定耐用年数は何年くらい?
空気清浄機は、一般的にどれくらい使えるものなのでしょうか。目安となる年数として、一般的な製品寿命や、法定耐用年数について解説します。
空気清浄機の製品寿命は使用状況で変動する
一般的に空気清浄機の製品寿命は、およそ10年が目安とされています。これは、空気清浄機のフィルターの製品寿命が、長い場合で約10年間というものが多いことが理由です。
しかし、空気清浄機の製品寿命は、使用環境によっても変わります。特に、フィルターは周囲の環境に影響されやすく、喫煙などによる煙が多い場所、頻繁に油を使った調理をしている場所などでの使用は、フィルターが汚れやすくなります。
フィルターが汚れて目詰まりなどが起きたまま使用し続けると、ファンやモーターに負荷がかかり、吸い込みが悪い分、電力を余計に使う原因に。すると、製品寿命が早まり、故障してしまうケースもありうるのです。
もちろん、フィルターは交換が可能です。新しいフィルターに交換すれば空気清浄機をもっと長く使用できる可能性もあります。ただ、そのあいだにほかの部品の経年による劣化も進み、空気をきれいにする力は落ちていきます。本体の外装の傷みも進むでしょう。やはり、10年は買替えのひとつの節目といえます。
なお、DR.C医薬株式会社が提供する「ハイドロ銀チタン®空気清浄機7Guards Pro」は、5枚の高機能フィルターが搭載されています。そのうち、プレフィルターの交換目安は10年です。残り4枚のハイドロ銀チタン®フィルター、HEPAフィルター、カーボン脱臭フィルター、光触媒フィルターは、すべて3年が交換の目安となっています。
法定耐用年数は6年とされている
空気清浄機の法定耐用年数は、6年に設定されています。法定耐用年数とは、税金の申告などのときに用いる「対象となる償却資産を使用できる期間」のことです。製品寿命が空気清浄機を故障するまで使用できる目安とするなら、法定耐用年数は、価値の寿命の目安といえるでしょう。
この法定耐用年数というのは、あくまで税法上で適用される便宜上の年数です。しかも、国税庁が公表している法定耐用年数表には、実は空気清浄機の名前は記載されていません。事業で空気清浄機を使用した場合、空気清浄機は「家具、電気、ガス機器、家庭用品」の「電気冷蔵庫、電気洗濯機その他類似の電気、ガス機器」に該当するため、法定耐用年数が6年とされています。
実際にはもっと長く使用することができますので、空気清浄機の実際の耐用年数は、やはり10年程度とするのが妥当と考えられます。
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空気清浄機をメンテナンスして長持ちさせよう
10年程度は使えるはずの空気清浄機も、定期的なメンテナンスを怠っていると、その前に性能が低下してしまうことがあります。反対に、しっかりとメンテナンスをすれば製品寿命が延びる確率は高くなるはずです。
そこで、空気清浄機の最も簡単なメンテナンス方法として、一般的な空気清浄機に備わっている各パーツの掃除方法を紹介します。クリーニングの仕方は製品によっても違いますので、詳しくは取扱説明書を確認してください。
<用意するもの>
・マスク
・ゴム手袋
・掃除機
・やわらかい布
・スポンジ
・歯ブラシ・綿棒
・新聞紙
・中性洗剤
本体
空気清浄機の外側部分は、前面パネルなどを含め、本体を拭くときはやわらかい清潔な布を使ってください。ボディの材質によっては固い布を使うと傷がつくことがあります。汚れが目立つときは、ぬるま湯を布に含ませて拭き取りましょう。
油汚れなどが気になるときは、水で薄めた中性洗剤を使って布で拭き、その後よく拭き取ります。
各種フィルター
フィルターを掃除するときは、不意な動作による感電やショートを防ぐために、事前に電源を切って電源プラグも抜いておきます。また、付着したほこりや雑菌などの汚れ、ウイルスへの対策として、マスクと手袋の着用をおすすめします。
フィルターの種類によっては、水洗いできないものがありますので、取扱説明書で必ず確認しましょう。例えば、前出の「ハイドロ銀チタン®空気清浄機7Guards Pro」では、プレフィルター以外は水洗い不可です。
・プレフィルター
プレフィルターは、掃除機で付着しているほこりなどを吸い取ります。その際、ブラシ付きノズルを使うと、吸い取りやすくて便利です。汚れがひどいときは、水洗い可能なフィルターであれば取り外して水洗いしましょう。つけ置き洗いもしくはやわらかいスポンジなどで丁寧に汚れを取り除きます。再び装着するときは、においが残らないよう、タオルで水気を拭き取った後に陰干しして、十分乾燥させてください。
・集塵フィルター、脱臭フィルター、集塵・脱臭一体型フィルターなど
プレフィルター以外の各種フィルターは取り外し、新聞紙などを敷いた床の上に置いてから、掃除機で静かにほこりなどを吸い取ります。集塵フィルターや集塵・脱臭一体型フィルターは基本的に水洗い不可です。また、片面のみ掃除可という場合もあります。
フィルターは、傷がつきやすく破れやすいので、優しくお手入れしてください。脱臭フィルターも水洗いできるものとできないものがあるので注意が必要です。
センサー部分
空気清浄機の感度を落とさないように、センサーレンズの掃除が必要です。掃除の方法は、乾いた綿棒でレンズの汚れを拭き取るのが基本。見づらいときは、ライトで照らして作業しましょう。
空気清浄機内部
空気清浄機の内部も、乾いた布で拭きます。細かい部分の汚れは、綿棒や歯ブラシで落としてください。
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空気清浄機の不調を示すサインとは?
空気清浄機が不調に陥ったときには、どのようなサインが見られるのでしょうか。買替えのタイミングと併せて解説します。
なお、意外な見落としポイントとして、購入時のフィルター包装がされたまま使用していて、空気の改善が満足にできないケースもあるようです。運転前に確認してみてください。
吸い込みがあまりにも悪くなってきた
空気清浄機の吸い込みが悪いときは、フィルターの詰まりかファンの故障が考えられます。
フィルターが原因の場合は掃除するか、交換すれば改善する可能性があります。しかし、ファンが故障している場合は、メーカーに修理を依頼するか買い替えるしかありません。フィルターの掃除を怠っていると、ファンやモーターに負荷がかかって故障しやすくなります。
空気がきれいにならなくなってきた
空気がきれいにならないと感じるときも、まず疑われるのはフィルターの汚れです。
フィルターを掃除または交換してもきれいにならないときは、内部機構の不具合が疑われます。内部を隅々まで丁寧に掃除すると改善する場合もありますが、変わらない場合はやはり買替えなどを検討することになるでしょう。
フィルターを変えてもにおいが取れなくなってきた
部屋のにおいが取れなくなってきたり、空気清浄機からにおいがしたりする場合は、フィルターまたは本体のにおいなのか原因を確かめます。確かめる方法としては、空気清浄機のフィルターをすべて外して運転し、においを確かめてみてください。この段階でにおう場合は、本体ににおいが染みついていると考えられるでしょう。
フィルターを交換してもにおいが取れない、空気清浄機のアラートが出ている(赤色ランプが点灯し続けているなど)という場合は、内部機構の故障か製品寿命の可能性があります。
電源を入れても運転しなくなった
空気清浄機の電源が入らなくなったとき、あるいは電源が入るまでに何度かボタンを押さなければならなくなった場合は、故障の可能性が高いです。
ただし、電源プラグの差し込みのゆるみ、チャイルドロックがかかっている、パネルが外れている、フィルターがしっかりとはまっていないといった原因も考えられます。よく確認してから判断しましょう。
異音や異臭がする
異音は、故障の可能性が高いサインです。ファンやモーター、制御機構などに異常が起きているかもしれません。
異臭の原因は雑菌やカビであることがほとんどです。フィルター内に入り込んだ雑菌やカビが繁殖すると異臭が発生します。特に、加湿機能がついている場合は、加湿フィルター内でカビが増えることがあります。
基本的には、フィルターを交換すればにおいが消えますが、空気清浄機内部に雑菌やカビが広がっているとにおいが取れないので、買い替えるしかないでしょう。
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空気清浄機は掃除とメンテナンスが大事
空気清浄機の製品寿命は10年程度とされていますが、こまめにクリーニングをしていれば、それだけ長く使い続けられる確率は高くなります。特に、フィルターは2週間に1回くらいの頻度で掃除をすることが大切です。
株式会社UPDATER(旧社名 みんな電力株式会社)のエアテック事業「みんなエアー」では、ウイルスや微細なPM2.5などの捕集にも最適なHEPAフィルターを搭載した「ハイドロ銀チタン®空気清浄機7Guards Pro」(DR.C医薬株式会社)を扱っています。
5枚のフィルターと2つの機能により、花粉・カビ・ハウスダストなどのたんぱく質や化学物質を分解。PM2.5はもとより、細菌・ほこり・ダニも集塵、除去します。さらに、たばこ臭・ペット臭・汗臭・生乾き臭など、においの元を吸着・脱臭する機能により徹底的に空気を浄化し、健康的な生活空間をご提供します。
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